好きになるものって最初は苦手だったり

先日、エミー賞やゴールデングローブ賞の受賞で話題の『SHOGUN』を観終わりました。え?遅い?確かに「真っ先に観た!」とは言えませんよね。実は一度観てみたんですよ。でも第一話の途中で「これは自分はあまり好きではないな…」と感じて観るのを止めたのです。
正直、最初のほうは面白くなかったのです。ポルトガル人とイギリス人とか、侍もどの立場の人で、一体何をしようとしているのかわからないのです。どんな映画やドラマでも徐々に関係性は明らかになっていくわけで「我慢して観ましょう」って話なのですが。
そして思い起こせば、今まで観てきた大好きなドラマシリーズは"興味を持って観たもののあまり好きになれず一度やめて、後にドハマリする"というパターンが多い気がします。『ゲーム・オブ・スローンズ』もそうだし『ビリオンズ』もそうです。思い出せませんが他にも色々とあった気がします。
それで一度は放り出したものの「歴史を勉強したら楽しめるのかも?」と思い立ち、SHOGUNの物語のベースとなっている関ヶ原の戦いをざっくりと勉強しました。実は自分は子どもの頃より「暗記すればいい」という"歴史"が苦手でして。「過ぎ去った過去のことはどうでもいい。今と未来にしか興味がない」というスタンスでやってきたのです(笑)。関ヶ原の戦いは非常に有名なので何となくは知っていましたが、SHOGUNにおいて徳川家康が誰で、石田三成が誰で、ということを認識する必要があったのです。
なぜ「好きになるドラマこそ最初は一度"つまらない"と感じる」んですかね。皆さんはどうでしょう?もしかして自分だけなのかしら。考えてみるに"わかりやすさのバランス"が絶妙で、最初こそ「理解できん」となるもののしばらく観ていくと登場人物たちの関係性が見えてくるし、最初投げ出したくなるくらいの"説明のなさ"がより深く観ることに繋がるのかな〜とか。